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中国人観光客前年上回る104万、関係改善で訪日増一千万人見込めるか

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ビザ発給緩和の中国104万、韓国165万人訪日
日本政府観光局(JNTO)の発表によると平成22年1月~8月の訪日外国人客数は5,884,000人で1位は1,652,300人の韓国、続いて1,040,900人の中国、台湾の888,800人が続きました。上位3位をアジア新興国が占め、構成比61%と訪日観光ブームを裏付けた結果です。また前年同期比では中国が58.9%増、韓国が58.6%増でビザ発給緩和の中国と韓国からの観光客が増えて、観光立国に向けた動きが活発です。海外への日本PRや新興国の経済の好転、格安航空界社(LCC)の増便などが訪日外国人客数増に寄与したとみています。
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日中トップ会談で中国観光客増加か
政府は平成22年の訪日外国人数を一千万人に増やす計画です。9月に起きた中国漁船の尖閣諸島衝突事件を受け、10月に予定の中国団体旅行がキャンセルに。また北京市が旅行会社へ訪日観光募集の自粛など、今後の動向に影響が及びそうですが、ベルギーで行われたASEM(アジア欧州会議)では、短時間ですが日中両国のトップ会談が実現。関係悪化について「好ましくない」との認識で一致し関係を改善を印象付けました。将来を考えた大人の解決ができそうです。

世界一の消費国、マグロが見たかった:築地市場
訪日外国人客数の増加は、観光産業をはじめ食品など関連産業にも影響を与えてくれますが、JNTOのアンケート調査によると、訪日外国人の一番の楽しみは食事で、ショッピングを抜いて初めて1位になりました。お寿司や刺身、天ぷら、そばにうなぎにとんかつ、地方に出ればその土地ならではの郷土料理まで多種多様、日本のグルメが実感できます。
中でもお寿司が一番人気で全体の42%の外国人客に支持、続いてラーメン21%、刺身20%が続きました。築地卸売市場に出かけるのもお寿司の元になる鮮魚を見たかったのでしょう。食事を通じてマナーやルール、おもてなしなど日本文化も実感いただきたいものです。

痛感してしまった恥じる行為
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中国の著名な女性ジャーナリスト、閭丘露薇(リューチウルーウェイ)氏は中国写真ニュース専門サイト・レコードチャイナのブログに「日本旅行で痛感した決まりを守れない中国人」を投稿。氏は日本旅行で貴重品の入ったバッグを電車に置き忘れたが、スタッフの早い対応で1時間で見つかったと、他の外国ではありえない事実と投稿。ペンションのロビーや温泉は24時間好きなときに使え、宿泊代はデポジットもとられず、信用されている感があったといいます。一方で宿泊客でもない中国人が温泉に入るなど、残念だが中国人は相手の信頼を踏みにじる行為をする人が多いと掲載されました。
日本のように消費者に対し高い信頼をおいた社会では、おもてなしが当たり前となり、他の人に迷惑をかけないマナー、ルールもあります。エスカレーターでは一列に並び、ゴミを置き去りにしない。こんな日本文化もお土産に持ち帰ってもらいたいものです。

日本近海に限らず領土問題も国際的なルールのもとに成り立っているのです。

[2010.10.6]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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