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スマホでブランド品の真贋がわかる! 物体指紋認証技術を駆使したNECの画期的な製品が登場。

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スマホで写せば偽ブランドがわかる!
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 高級バックや電気製品などで横行する「偽ブラント」商品。それを見破る画期的な製品を、NECが開発しました。スマートフォンなどのカメラで撮影すると、「偽物」かどうかを判別できるスグレモノです。微細な模様の違いを識別する「物体指紋認証技術」を活用しています。
 
 この技術は、事前に登録した製品の模様と、流通している製品の模様を、インターネットを通じて細かく照合します。人の目では見分けらない、線の太さや模様の微妙な形状などが機械的に判別されます。低コストで偽造管理が可能になり、さっそく米大手ベビー用品メーカー「エルゴベビー」ブランドの抱っこひもの偽造品対策など、技術の採用が決まりました。
 
税関差し止めの偽物は3万2000件以上
 偽造ブランド問題は、先の「環太平洋経済連携協定(TPP)」のテーマの1つでもあります。米国では、商標権侵害に「500ドル以上10万ドル以下(5万9000円以上1180万円以下)」か「悪質な場合は100万ドル(1億1800万円)以下」の賠償額が課されます。ところが、日本には同様の規定がなく、損害企業が損害額を算定しなければならないなど対応の遅れが目立ちます。NECの開発は、法整備の遅れを補って余りある意義あるものです。
 
 日本における、偽ブランド品の流通状況は深刻です。財務省によると、知的財産権の侵害で日本の税関が差し止めた物品は、昨年、過去最高の3万2060件に上り、今年はそれを上回る勢いです。ちなみに、偽ブランド品で多いのは、やはり中国製で、全体の90%以上を占めます。その中国はTPPに不参加。知恵と技術を結集し、偽物を駆逐していきましょう。

[2015.11.24]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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