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中国本土、口では反日!でもラーメンは「出前一丁」?食、衛生、健康製品で際立つMade in JAPANへの信頼

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香港製「出前一丁」中国本土で品薄、新工場建設へ
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日清食品ホールディングスは、香港製の即席麺「出前一丁」が中国本土での人気の高まりで品薄状態に陥ったことから、香港に新工場を新設することを発表。高品質で安心、安全のMade in JAPANを改めて知らしめました。
出前一丁は、昭和43年に日本国内で発売され、翌年には香港へ輸出し現地では今や即席麺の代名詞に。昭和60年からは現地生産を開始。香港では即席麺市場で約4割のシェアを占めます。茶餐庁(チャーチャンテン)と呼ばれる軽食店の9割に出前一丁のメニューが並びます。

主要都市から農村部へニーズ拡大の判断、新工場へ60億円投資
新工場は、子会社の日清食品有限公司が香港の同社所有地に59億6,000万円を投じ、延べ床面積2万3,100平方メートルの規模で建設。平成28年7月から稼働するとしています。
中国では、経済成長により中間所得層が増加し、安全意識の高まりから香港製の出前一丁が大人気。今後は、主要都市だけでなく周辺都市部や農村部にもニーズ拡大が見込まれることから新工場建設に踏み切りました。

PM2.5、パナソニック空気洗浄機は売上8割超え
尖閣諸島国有化により反日感情が高まる中国でMade in JAPANの不買など騒がれたものの、昨年はトヨタ自動車も中国国内での販売台数は過去最高を記録。PM2.5などの大気汚染問題では、パナソニック製の空気清浄機が前年の1.5倍を売り上げ、昨年1月〜8月の販売額は86.9%増。Made in Chinaの空気清浄機市場でのシェアはわずか2割にも見たないのが現状です。
今後も安全志向、安心志向が強まれば反日感情より、まずは身の安全、Made in JAPANが選択されることは明らかです。

消えた紙オムツ、中国へ転売?
中国では、年間1,600万人の新生児が生まれ昨年は、中国製紙オムツを使用した乳児がカブレを起こすなどMade in JAPANの紙オムツが一気に注目。日本のドラッグストア、スーパーなどから花王製の紙オムツ「メリーズ」が買い占められ店から消えました。メリーズは中国国内でも製造販売されるものの、そこまで信頼がないのか輸入品メリーズに富裕層、中間所得層を中心に殺到。日本国内で1,200円ほどのメリーズは中国で3,000前後まで高騰。Made in JAPANの信頼性が改めて浮き彫りとなりました。
中国では、食品や衛生用品など直接健康にかかわるものほど日本製に頼るのが実情。口では反日でも商品力、信頼性、技術力ではかなわないことを見せつけました。

[2014.1.15]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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