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プリウスPHV:脅威の燃費1ℓ=61㎞!リチウムイオン電池搭載

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燃費現行車の2倍、電機自動車での走行距離は13倍
111109_1.jpgトヨタ自動車は来年1月、国内個人向けに発売するプリウスPHV」(プラグインハイブリッド)の燃費が1リットル当たり61kmになることが明らかになりました。大幅な燃費向上は、現行車に搭載しているニッケル水素電池より高出力のリチウムイオン電池に変えたためで、EV(電気自動車)として最長走行距離が13倍に伸び、燃費は現行のプリウスの約2倍となります。
ドライバーの半数以上が1日当たりに走行する距離は平均25kmとみられ、プリウスPHVなら平日はガソリンいらずで、週末の遠出もガソリン代を気にせずドライブが楽しめそうです。

PVHとはHVとEVのいいとこどり!充電はわずか180分
PHVは、エンジンとモーターを併用し効率よく走行するHV(ハイブリッド車)と電気とモーターで走行するEVの両方をいいとこ取りした車で、短い距離であればEVで、電池がなくなればHV車として走行できます。走行距離が短く、充電設備もまだ十分ではないEVへのつなぎ的な役割となります。
PHVの充電は、家庭用電源から蓄電池に電気を蓄えて走行。電気を使い切ってしまえばHVで走行できるため、CO2の排出や走行距離の心配もなく、しかも充電時間は家庭で約180分(100V)とストレスを感じさせません。

モーターや蓄電池など揃えば自動車業界に参入可能
燃費向上の要因にもなったリチウムイオン電池は、携帯電話やノートパソコンのバッテリーにも使用され身近かな存在です。小型で軽量、充電を繰り返してもニッケル水素電池より消耗が少なく放充電のサイクルも長いのが特徴です。
日本の"ものづくり"の技術の進歩は急速に早まり、より効率的な素材、エコロジー、エネルギーの再利用など国内外の競争がより激化することが推測できます。自動車は、モーターや蓄電池、インバーターが揃えば、自動車産業でなくても参入できる時代になりました。トヨタが初の量産HVプリウスを発売してから14年、CO2を大幅に抑制するHV、さらにCO2ゼロのEVへの移行が加速します。

米国EV車:日産リーフ、GMボルト購入者「プリウスからの乗り換え」
自動車社会の米国では、EVの日産リーフとGM(ゼネラルモータース)のボルトが昨年末に発売されました。米ロサンゼルスタイムス誌は10月20日、この2台のEVについて両社から得た顧客の特徴をまとめ、「プリウスからの代替えが最も多い」と報じました。
同誌によると、日産リーフの購入者の18%がプリウスから乗り換え、GMボルト購入者では7%から乗り換えています。ガソリン車からHV、さらにEVへと環境意識の格差の実態も伺えます。
12月3日からは24年ぶりに東京(東京ビックサイト)でモーターショーが開催されます。国内外各メーカー、環境やエネルギーなどまた驚きの技術を見せて欲しいところです。

[2011.11.9]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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