JR東日本:東京・竹芝エリアの大規模再開発/山手線新駅「高輪駅」開業
湾岸エリアの大規模再開発
東日本旅客鉄道(JR東日本/東日本旅客鉄道(株):東京都渋谷区 冨田哲郎社長)が、東京・竹芝エリアの再開発を進めます。新宿駅周辺の複合ビル開発は以前に紹介しました。
品川駅周辺の大規模開発プロジェクトも含め、JR山手線沿いから目が離せない状況です。JRもゼロ金利政策の中、拠点駅の近隣開発へ力を入れることは当然の流れです。
敷地2万3000㎡に26階建て高層ビルや劇場棟
竹芝エリアの再開発は、浜松町駅近く、国指定の特別名勝・特別史跡「浜離宮恩賜庭園」(東京都中央区)周辺の湾岸エリアが対象です。
敷地面積は、2万3000平方メートル。ホテル(270室)やオフィスが入る地上26階建ての高層棟や、地上5階建ての劇場棟を建設します。延べ床面積は10万3000平方メートル、事業費は500億円に上ります。
平成29(2017)年着工で、平成32(2020)年春には、高層棟が開業する計画。これに伴い、劇団四季の劇場は平成29(2017)年6月末に休止します。
浜離宮と東京湾、伝統と未来をイメージ
竹芝エリアの魅力は、その空間と、立地条件です。浜離宮と東京湾は、日本の伝統と未来を同時にイメージさせられる独特の空間であり、同時に、羽田空港や東京五輪の会場となる東京ビッグサイト(東京都江東区)などへのアクセスも良い。このエリアの海のルートを再整備する都の計画もあります。
JR東日本の冨田哲郎社長は、会見で「魅力的なエンターテインメント性のあるエリアを作る。高層棟には、「国際的なブランドの高級ホテルを誘致する」としています。
山手線30番目の新駅「高輪駅」開業
竹芝エリアには、平成32年(2020年)の東京オリンピック・パラリンピックにあわせて暫定開業する予定の、JR山手線高輪駅から遠くないエリアです。
東京駅から品川駅間にはたくさんの名勝があり、東京の新しい観光名所になる可能性を秘めています。
旧赤プリ、丸の内...変わる東京の風景
同エリアのほか、西武ホールディングス((株)西武HD:東京都豊島区後藤高志社長)は今年7月、旧赤坂プリンスホテル跡地に複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」を全面開業します。
東京・丸の内の再開発も加熱中で、東京の風景はどんどん変わっていきそうです。
[2016.07.30]
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