第4の革命の波として注目される「フィンテック(金融IT)」。金融サービスが根本から変わる可能性も。
ファイナンス+テクノロジー=フィンテック
「フィンテックFinTech」をご存じでしょうか。ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)をあわせた造語で、金融ITや金融テクノロジーと訳されます。このフィンテックが、農業革命、産業革命、IT(情報技術)革命に次ぐ、第4の波として注目されています。
フィンテックの分かりやすい例が、モバイル決済です。iPhoneやAndroid携帯などに小さな器具をとりつけるだけで、クレジットカード決済ができるようになりました。楽天のスマートペイが有名です。自動で家計簿をつけるクラウド家計簿も、よく知られたフィンテックのサービス。要は、ビッグデータ解析技術やセンサー技術、スマートフォンなどの技術革新を融合することで、財務管理や決済手段に、膨大な時間やお金をかけずに済むようになったのです。
金融サービスが根本から変わる?
近年、欧米を中心に新サービスが次々と開発され、日本でも大手、中小、ベンチャー企業が参入を始めました。フィンテック分野への投資額は、2020年に現在の約4倍、5兆円を超えるとの試算もあります。ブラックボックス化していた金融サービスを根本から変える可能性を秘めており、この新潮流に乗り遅れると、取り返しのつかない痛手を受けかねません。
金融庁も今月、フィンテックに関する相談を受け付ける窓口「FinTechサポートデスク」を設置しました。新規事業や法律面での相談などに回答し、事業の改善点などもアドバイスします。受付時間は、平日の午前9時30分~午後6時15分(電話03・3506・7080)。同庁は、今年度の金融行政方針でも、民間と協力し、国内のフィンテックの動きに即応する方針を示しています。
[2015.12.28]
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