IoT技術分野でドイツとの連携、国際規格づくりで国際標準化主導権獲得!
安倍政権が育成を急ぐ「次世代産業」の柱の1つ、あらゆる機器をインターネットでつなぐ「IoT」技術分野で、動きが出てきました。経済産業省に研究会を設け、官民対話の形式で戦略の方針を表明します。
この技術で先進国のドイツとも連携し、国際標準化を進めます。
IoT技術、社会に"革命"
自動運転からスマート工場に至るまで、生活全般がインターネットでつながり、集積された情報(ビッグデータ)が、次の商品開発や競争力向上の芽となるのです。そのためには、情報を集めやすく、その処理を素早く行える環境を整えなければなりません。
IoT技術※の普及は、社会に"革命"を起こします。
クラウド型から分散型
戦略ではまず、海外のサーバーに情報を集める現行の「クラウド型」から、機器ごとにその場で処理する「分散型」に移行させる方針を掲げました。
戦略ではまず、海外のサーバーに情報を集める現行の「クラウド型」から、機器ごとにその場で処理する「分散型」に移行させる方針を掲げました。
苦手な「国際規格づくり」で主導権を握るために
具体的には、メーカーや通信事業者に対し、IT大手に頼らず、自前でデータ処理できる技術開発を促します。
メーカー間でデータを共有する際の指針も作ります。たとえば、工作機械の稼働データについて、その所有権は工場主にあると明示しつつ、工作機械メーカー側もデータの分析をできるようにします。ビッグデータは"国全体の財産"という認識です。
ドイツと連携、安倍首相は・・・
・「2020年までにセンサーで集めた現場のデータを工場や企業の枠を超えて共有・活用する先進システムを全国50カ所で生み出す」
・「製造現場の強みを共有するドイツと、国際標準化を進める」
と強調しました。
開発した技術を輸出するには、国際規格づくりで主導権を握り、優位に立つことが必要で、ドイツと手を組もうというものです。
[2016.5.5]
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な"モノ"を接続することを意味します。
読み方はアイオーティー
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