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英国、EU離脱へ③、暗雲:自動車大手/工場、欧州拠点、輸出先はEU。関税の壁が出現?

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離脱で自動車大手にも暗雲
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菱自動車(三菱自動車工業(株):東京都港区 益子修CEO)やスギキ(スズキ(株):静岡県浜松市 鈴木修会長)など、不祥事に揺れる自動車業界。
エアバック問題もあり、日本の産業の象徴だったこの業界が大きく傷つくなか、英国のEU(欧州連合)離脱は、自動車大手にも暗い影を落としそうです。

投資を見直す必要/カルロス・ゴーンCEO
日産自動車(日産自動車(株):神奈川県横浜市 カルロス・ゴーンCEO)は、英国のサンダーランド工場で、主力の多目的スポーツ車「キャシュカイ」など、年間約50万台を生産しています。
地元企業と首位を競う存在であり、車の8割の主たる輸出先が欧州です。ここに将来、「関税の壁」がかかる懸念があります。
カルロス・ゴーンCEOは投票前から「離脱すれば今後の投資を見直す必要がある」と発言しており、突然の方針転換があるかもしれません。

英国トヨタ75%を欧州に輸出
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トヨタ自動車(トヨタ自動車(株):愛知県豊田市 豊田章男社長)も、英国のEU離脱を憂慮していました。投票結果がわかった6月24日、「競争力維持、持続的成長の観点から、今後の動向を注意深く見守って検証していく」とコメントを出しています。
小型車「オーリス」や中型車「アベンシス」などを生産する英国の子会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリングUK(TMUK/Toyota MotorManufacturing(UK)Ltd.:英国バーナストン 小島勝憲社長)も、年間生産台数19万台の約75%を、欧州諸国に輸出しています。

9割がEU:英国とトルコに生産拠点のホンダ
ホンダ(本田技研工業(株):東京都港区 八郷隆弘社長)は、欧州の四輪生産拠点を、英国とトルコに置いています。平成27(2015)年度に生産した「シビックハッチバック」など4車種、計11万5千台のうち、9割はEU向け。
志賀俊之副会長は、決定前から「残留したほうがいいが、国民投票の結果を尊重して事業を考えていく」と発言。
英国からの輸出条件が悪化すれば、生産や開発の軸足を欧州大陸に移す可能性を示唆したと受け止めることもできるでしょう。

[2016.07.06]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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