トヨタ、被災地復興支援・アクア販売台数初の1位!岩手工場全量生産でCO2削減にも貢献
燃費性能が魅力!プリウス抜いて販売台数トップ
日本自動車販売協会連合会(東京都港区芝大門1−1−30 会長:守川正博氏)が11月6日発表した10月の新車乗用車販売台数ランキングによると、トヨタの小型HV(ハイブリッド車)アクアが初めて首位を獲得。10月の販売台数は2万4,192台と、これまで16ケ月連続トップだった同社のHVプリウスを抜きました。
今年、自動車販売を下支えしたエコカー補助金は、終了予定期日より予算消化により前倒しで打切り。首位であったプリウスの販売は、9月から約4,000台減少した一方、アクアはリッター35.4kmの高い燃費性能の魅力から販売台数を約2,000台伸ばしました。
トヨタ:岩手工場は国内第3の拠点
アクアは、昨年12月にトヨタが東日本大震災の復興支援として岩手県金ヶ崎町のトヨタ自動車東日本の岩手工場で全量生産を開始。トヨタは同工場を国内第3の生産拠点、さらに復興支援の拠点として東北の産業に活況を生み出しました。
アクアの販売台数は、昨年12月発売後に累計で22万185台。11ケ月での20万台超えはプリウスの10ケ月に続く記録。同工場では現在も多数の受注算を残しており、アクアの国内販売はしばらく続きそうです。
トヨタ「普及してこそ環境に貢献」、国内販売の約4割がHV
トヨタのHVの国内累計販売台数は、今年10月末時点で200万台を超え約204万台。世界規模では累計460万3,000台となりました。同社のHVは乗用車15モデルにPHV(プラグインハイブリッド)1モデル。今年、国内販売のうちの約4割がHVを占め、なかでも高燃費性能のアクアの投入が大きく貢献しています。
平成9年12月に世界初のHV乗用車プリウスの発売から15年、世界で乗用車19モデル、PHV1モデルを約80の国や地域で販売。トヨタでは「普及してこそ環境に貢献」との考えからHVを現実的な環境配慮車と位置づけ、さらなる販売拡大を目指します。
トヨタHVの販売でCO2、3,000万トン抑制、ガソリン1,100万リットル削減
トヨタが460万台のHVを世界に送り出した環境への効果は、HVのCO2排出量を同じクラスのガソリン車に比べ、国内だけでも約900万トンの排出抑制効果を示し、世界規模では約3,000万トンとなります。さらにガソリン消費量も世界でドラム缶5万5,000個分、約1,100万リットルの削減効果をもたらしました。
国内自動車大手7社は9月の中間決算で、反日が重荷となる中国の販売計画を大幅に下方修正。中国リスクが払拭されずトヨタをはじめ各社は成長が進む東南アジアに重点を置く動きが相次ぎます。政治や経済、内情をひとまとめに反日に向かわせる国の空には当分青空を見ることができないでしょう。
●関連記事:「BMW:トヨタのハイブリッド技術が欲しい!「技術提携拡大」でエコカー競争力を向上」[2012.7.23配信]
●関連記事:「産業、雇用、人材育成:トヨタの被災地支援拡充計画/なでしこジャパンの勇姿:日本が「自信」に震える!」[2011.7.22配信]
[2012.11.14]
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