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運行再開まであと数週間!トラブル続くB787機・ボーイング社「出火要因は排除、100%安全」

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B787:翼や舵、ブレーキなど電気部品とモーターで動作する「電気飛行機」
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バッテリーなど異常過熱トラブルが相次ぎ世界的に運航が停止されているボーイング787(B787)は、改良バッテリーの安全性テストが進み、早ければ今後、数週間でFAA(Federal Aviation Administration:米国連邦航空局)から運行再開の最終承認が得られる見通しとなりました。
B787は、200〜300人乗りの中型機でありながら東京・ニューヨーク間をノンストップで運航できるほど燃費効率が優れた機種。機体の1/3は日本の先端技術が施され「電気飛行機」とも呼ばれています。従来は、翼や舵、ブレーキなど油圧などが利用されていましたがB787は、電気部品とモーター駆動により動作され、軽量化が図られています。

燃料漏れ、ブレーキ不具合、バッテリー出火など相次ぐトラブル
B787は、次世代旅客機として期待されるものの、試験飛行中から燃料漏れやブレーキの不具合、潤滑油漏れなどトラブルが相次ぎ、なかでもバッテリーの出火事故は致命的となり今年1月16日、FAAは世界各国の航空当局に同機の運航停止を命じました。
●B787のこれまでの主なトラブル
1月7日 :ボストン・ローガン空港でJAL機がバッテリー発火事故発生
1月11日:羽田空港発、松山空港行きのANA機で操縦席の窓にひびが入るトラブル発生
     宮崎空港でANA機が離陸前の点検中に左エンジンからオイル漏れが発生
1月13日:成田空港でJAL機が整備作業中に燃料漏れ発生
1月16日:山口宇部空港から羽田空港に向かうANA機が飛行中、バッテリーから発生した煙で機内に異臭
      高松空港に緊急着陸し、乗客乗員がスライドシューターで脱出の際、5名の軽傷者が出る事故が発生
1月17日:FAAの措置を受け国土交通省が航空各社へ運航停止を命ずる

バッテリシステム設計担当の仏タレス社「ユアサとの連携は正しい選択だった」
バッテリーを供給するGSユアサは3月4日、B787の早期再開に向け米ボーイング社と協力を継続する声明を発表。米ボーイング社では、すでにバッテリー改善策をFAAと国土交通省に提出。3月12日には新バッテリーを搭載した2機の限定的な試験飛行が許可されました。
バッテリーのシステム設計を担当する仏タレス社は、ユアサのリチウム電池を採用したことについて、効率性の最大化に最適な技術としてユアサとの連携は「正しい選択だった」との認識を示しました。

米ボーイング社・コナー社長、再開時には「私が一番に搭乗する」
B787は世界に50機が供給され、このうちANAが17機、JALが7機と日本が半数を占め、米ボーイング社でも日本が需要な市場であることを認識。トラブル後に初となる会見は3月15日に日本で行われ、詳細な改善策が説明されました。
改善策では、バッテリーシステムは見直され、絶縁体や仕切り版を新設し耐熱性を強化。バッテリーへの負担を軽減するなど「出火要因は排除、100%安全」と強調。同社コナー社長は、再開時には「私が一番に搭乗する」と述べました。
B787は、日本の航空会社が世界の先陣を切って導入しただけに今回の運航停止と、今後の運行再開には世界から大きな注目を集めます。


[2013.3.20]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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