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紳士服堅調:青山、AOKI、コナカ増収/高付加価値商品に客足

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客単価の下落防ぐ
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長らく不振が続くアパレル業界にあって、「紳士服御三家」が発表した決算は、そろって増収でした。
堅調な業績の背景を見ると、紳士服の場合には、昨今、業界を席けんしているネット通販の影響をあまり受けず、客単価の下落を防げたことがあげられそう。「従来型」のビジネスと何が違うのでしょうか。検証してみましょう。

青山は6%、AOKIは2%の増収
紳士服御三家とは、業界トップの青山商事(青山商事(株):広島県福山市 青山理社長)、AOKIホールディングス((株)AOKI HD:神奈川県横浜市青木彰宏社長)、コナカ((株)コナカ:神奈川県横浜市 湖中謙介社長)の3社です。

青山商事の平成28(2016)年4~6月期決算は、6%の増収。2位のAOKIホールディングスも2%の増収でした。3位のコナカは、平成27(2015)年10月~平成28(2016)年6月期の連結売上高が前年同期比2%増です。

高付加価値商品に客足
青山商事では、男性向けのスーツの販売枚数こそ1%減少したものの、高価格帯商品では、単価が3%上昇しました。平均単価が4万9000円のコナカでも、5万9000円からの「こだわり素材のスーツ」が好調でした。
各社とも一時は1着1万円を切る格安スーツに力を入れ、その結果デフレが進みましたが、ここにきて高付加価値品に顧客が戻ってきたようです。

通勤着のカジュアル化がスーツ市場を圧迫
ネット通販は拡大する一方で、婦人服は大打撃を受けたものの、紳士服では、店頭で店員とやりとりしながら生地とデザインを選ぶ昔からの文化が、今も支持されています。
しかし、安閑とはしていられないでしょう。長い目で見ると、通勤着のカジュアル化でスーツ市場は縮小しています。

スーツ周辺商品の充実も視野に
東日本大震災後の節電に伴う「クールビズ」関連の需要も一巡しました。シューズなどスーツ以外の商品の品ぞろえなど、周辺商品の充実がまず必要と言えそうです。

[2016.09.09]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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