ALSOK:「感情可視化システム」警備ロボットに導入、日本の警備システムは世界レベル
2020年に大活躍、最先端技術
リオ五輪・パラリンピックの熱狂も、一息つきましたね。当初、現地の治安の悪さが懸念され、実際に発砲騒ぎなど物騒な話題も多かったことが思い出されます。
平成32(2020)年は、いよいよ「東京」です。そこで大活躍しそうな、日本の警備システムの最先端の状況を紹介しましょう。
警備ロボット:感情を可視化!
警備大手の綜合警備保障(ALSOK/綜合警備保障(株):東京都港区青山幸恭社長)は、本社ロビーの警備ロボットに、最新鋭の「感情可視化システム」を導入しています。内蔵カメラが人の姿を捉えるのですが、なんと、画像解析技術を駆使して、顔や体の細かい振動部分までを分析、抽出するのです。
パソコン画面には、きょろきょろするなど激しく動く部分が赤色で表示され、その揺れ幅や揺れる周期を細かく見て、攻撃性や緊張度、ストレスなどが約50の観点から判断されます。ベテラン警備員の目の代わりを、装置が務めるのです。
犯罪者研究と最先端技術の融合が警備に生かされる
テロ行為から万引きなど軽犯罪の犯人まで、犯行時には、緊張から興奮状態に陥り、無意識に頭部や眼球などが震えたり揺れたりすることは、多くの研究が示してきました。それが最先端の技術と融合し、警備に生かされようとしています。
同社・商品サービス企画部長の桑原英治氏は、「警備が手薄になりがちな飲食店などのソフトターゲットでも、テロの脅威が高まっている。犯罪の予兆を検知し、未然に防ぐために役立てたい」と強調しました。
日本の警備が世界レベルの産業になる
不審者検知技術はNEC(日本電気(株):東京都港区 新野隆社長)も開発に積極的です。セコム(セコム(株):東京都渋谷区中山泰男社長)も、大規模イベント会場などを対象に、警備の死角や危険箇所を瞬時に検出するシステムを近く発売する予定。警備が、世界レベルの産業となるかもしれません。
[2016.09.21]
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