国内AI市場、6年で15倍以上の成長!第4次産業革命を日本主導で進めば再び「Japan as Number One」
この先10〜20年で人の仕事は過半が機械化
AI(Artificial Intelligence:人工知能)やIoT(Internet of Things:モノのインターネット化)などの急速な技術革新によって、「第4次産業革命」と呼ばれる時代、人々の仕事は今後、どのように変わっていくのでしょう。
この先、10〜20年で現在存在する仕事は自動化され、人々の仕事の過半以上はなくなると考えられています。そのために今、企業は何の事業が必要となるのかを考える必要があります。
事業においてグローバル化が進んでおり、このまま放置すればAIや外国人に仕事を奪われる可能性もあります。
米国の小学生、大学卒業後の就職先は現在存在しない職
米国ニューヨーク私立大学によると、平成23年度に米国の小学校に入学した子の65%は、大学卒業時には、現在存在していない職業に就くことになると分析しました。
現在の仕事の6割以上が変わるということは、大変なことであり10年前を考えてみれば、平成19年、米アップルが初めてスマートフォン・iPhoneを発売した年です。当時、携帯電話が現在のように音楽や動画、様々な情報をいつでもどこでも得られるとは誰も想像できなかったでしょう。それだけ、AIやIoTは進化し続けているのです。
米フェイスブック・ザッカーバーグ氏「AIは人間の五感に取って代わる」
米フェイスブックを創設した米国のザッカーバーグ氏は、AIは5〜10年で人間が持つ「見たり聞いたり」する五感を機械が覚え、学習し、現在は単純作業の代わりに過ぎないものの、いづれ学習し続け、人間の五感に取って代わるものになると断言しました。
IT(Information Technology:情報技術)専門調査会社のIDC Japanは11月15日、国内のAIシステム市場の予測を発表。平成28年の市場規模は支出額158億8,400万円と推定し、5年後の33年には2,501億円まで拡大すると分析しました。
AIを導入できない理由を企業が把握していない
IDC Japanが今年3月に国内500社に行った「AIに関する意識調査」では、「AIが自社ビジネスに影響を及ぼす」と応えた企業は57.4%と過半を超えるも「AIシステムを今後利用する」は、9.6%に留まりました。
最も問題なのは、AIを導入できない理由を企業が把握していないことです。AIを活用している企業は「顧客サービス・サポート」が全体の33.3%、「経営改善」が29.0%と経営に関わる重要な業務に活用しています。
IDC JapanによるとAI市場は平成33年までに成長率73.6%になるると見込んでいます。昭和時代を支えた自動車や家電製品に変わる新たな産業のエンジンに日本が主導すれば今の日本を大きく変えることも可能性大です。
●関連記事:「先進7ケ国情報通信会合「次世代生産革命」中小のICTを促進!AIの危険性は大丈夫か?」[2017.9.30配信]
[2017.11.20]
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 国内AI市場、6年で15倍以上の成長!第4次産業革命を日本主導で進めば再び「Japan as Number One」
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.h-yagi.jp/mt5/mt-tb.cgi/3104
コメントする