ネット利用端末、パソコンは減少、スマホ・タブレットは2年で倍増!ネット利用者は9.6千万人
通信利用動向調査:ネット利用者、前年から42万人増加
総務省は6月14日、「平成24年通信利用動向調査の結果」を発表。昨年1年間、個人のネット利用者は、推計で9,652万人と前年から42万人増加。人口普及率は79.5%に達しました。
年齢別のネット利用率では、13〜49歳までの年齢階層で9割を超え、60歳以上では25.7%と低いものの4年前の14.5%から増加傾向です。利用する端末では、自宅のパソコンが59.5%と最も多く、スマートフォンでの利用は31.4%ですが2年前からほぼ倍増しています。とくに20代のスマートフォン利用者は70.6%と自宅のパソコンを利用する78.9%に迫っています。
スマホの普及、前年から2割増
端末の普及状況ではパソコンが75.8%に対し、スマートフォンは49.5%と低いものの、前年から約2割増加し依然急速に普及が進んでいます。確かに電車や飲食店など、スマートフォンをずっと操作する利用者が多く見られます。
一方、企業のネット利用率は99.9%と5年前より99%台で横ばいとなっており、企業ではネットが十分普及していることが受け取れます。個人のネット利用目的である「商品・サービスの購入・取引」が20〜50代で5割を超えるなどビジネスでのチャンスは十分にあります。
ソーシャルメディア利用の企業、わずか15%
企業におけるソーシャルメディアサービスの活用状況では、一部でも活用していると回答した企業は15.9%と以外と低い印象です。ブログやフェイスブック、ツイッターなど多数の人々や組織が参加しており、双方向的なコミュニケーションが可能になるなどビジネスでの利用が促されます。
一方、ネット通販など電子商取引を実施する企業は51.0%と約半数。自社サイトやモールなどに出店し商品やサービスなどを提供します。昨年の国内大手のモールやアマゾンの流通総額は約2兆8,000億円。楽天は前年から15.1%増と電子商取引市場は依然拡大を続けます。
スマホアプリ、金融機関の本人認証アプリまで開発
ネットへの接続は、パソコンが平成21年をピークに減少傾向を示す一方、スマートフォンやタブレット型端末は大幅に増加。いつでもどこでもネットに繋ぎ情報収集やショッピングなどができる環境へ変化しつつあります。スマートフォンは最新機種が相次ぎ発売され、ネットやテレビ、さらには金融機関の本人認証アプリなど新たな技術が次々に開発され、より一層便利な端末となっています。
夏の参院選ではネット選挙が解禁となり、候補者によるソーシャルメディアなども公開されます。いつでもどこでもネット環境が整うなか、歩きながらはもとより、自転車に乗りながらスマートフォンを操作する姿も見られ、事故の観点からも「ながらスマホ」は控えましょう。
[2013.6.22]
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