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オフィス賃料:東京都心で2年5カ月連続上昇。坪単価1万8107円。大阪は13カ月連続で低下、空室率6.8%。

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2年5カ月連続で賃料上昇office1.jpg
物価指数の下落が続き、経済状況が好転しないなか、上昇を続けているのが、東京都心部のオフィス賃料です。
上昇は、2年5カ月連続。今年5月、赤坂プリンスホテル跡地に整備された東京ガーデンテラス紀尾井町(千代田区)の大型オフィス棟「紀尾井タワー」は、ほぼ満室でのスタートとなりました。ただし、天井感も出ており、上昇幅は縮まっています。

大手町のオフィスビル、満室スタート
紀尾井タワーには、ヤフー(ヤフー(株):東京都千代田区 宮坂学社長)や、メットライフ生命保険(メットライフ生命保険(株):東京都千代田区 サシン・N・シャーCEO)などが入居。4月に完成した三菱地所「大手町フィナンシャルシティグランキューブ」(千代田区)も、ほぼ満室。
業務拡大を狙う企業にとって、東京の一等地の価値は依然魅力的なのです。

東京都心の平均募集賃料は坪1万8107円
仲介大手の三鬼商事(三鬼商事(株):東京都中央区 飯嶋清代表)のデータによると、5月末の東京都心の平均募集賃料は、前月末よりも46円上がり、3.3平方メートルあたり1万8107円でした。東京都心の空室率も4.05%と、前月に比べ0.18ポイント下がっており、低下は2か月連続です。需給均衡の目安は「5%」なので、かなり堅調と言えるでしょう。

大阪の空室率は13カ月連続で低下
しかし、この状況は東京の都心部限定で、大阪市中心部の空室率は6.8%、名古屋市中心部は7.07%です。第二の都市・大阪の空室率は13カ月連続で低下しているものの、賃料(平均1万1089円)を押し上げるほどの勢いはありません。

地方の大都市の改善傾向は確かですが、東京都心の独り勝ち状態が続いています。

[2016.06.21]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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