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世界に衝撃,中国シャドーバンキングついにデフォルト!570兆円の理財商品残高、爆発寸前?

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130億円の理財商品、期日過ぎても償還ならず
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中国のシャドーバンキングがついにデフォルト(債務不履行)かと2月13日、世界に報じられ市場に衝撃が駆け巡りました。吉林省の信託会社が発行し、中国大手の中国建設銀行が販売した高利回り9.8%、約130億円の理財商品が、2月7日に期日に償還されませんでした。
日本国内の大手の報道では「デフォルトか」にとどめていますがロイター通信は「影の銀行セクターでデフォルト」と断言しました。1月下旬には、約500円規模のデフォルト危機が起きたものの、地方政府や自治体,金融機関が負担し償還。今回は償還日は過ぎており,中国当局は見てみぬふりの姿勢です。

中国当局:理財商品総残高は130兆円,JPモルガンは570兆円と試算
中国のシャドーバンキング問題は、規模が大きすぎでデフォルトとなればリーマンショック以上の金融危機となる可能性は大。当局の公表では、理財商品の残額は昨年3月末で約130兆円としていますが、米JPモルガン・チェースは4倍の約570兆円と試算しています。
シャドーバンキングの理財商品は,今年末までに約70兆円が満期を迎えます。このうち1割は償還不能とも伝われ約7兆円がデフォルトになると可能性が懸念されています。

民間石炭会社:シャドーバンキングから資金調達、返済不能に
中国証券報は2月15日、山西省の民間石炭会社が経営不振に陥り,シャドーバンクを通じ借り入れた資金約850億円の一部が回収不能になったことを報じました。当局や国有銀行などが救済に乗り出さなければ数ケ月後には償還期限を迎えデフォルトに陥る懸念があります。
中国でシャドーバンキングのデフォルトが連鎖すれば規模が大きいだけに,日本も対岸の火事ではすまされず、投資家心理も冷え込み世界同時株安や新興国の通貨安などを招く恐れもあります。

中国当局:金融引き締め?デフォルト懸念で企業の社債発行は見送り
中国では、今年に入り高利回りをうたう理財商品のデフォルト懸念をふまえ、企業は社債など相次いで発行を見送り。その額は約1,000億円に達しました。次に大量の償還を迎えるのは4月末。デフォルトが連鎖すればリーマンショックを超える金融危機が勃発しかねません。
香港の英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国の富裕層約13万人が昨年までの5年間でカナダへ移民申請していたことを発表。あまりの多さに2月8日、新たな移民政策案がカナダ議会に提出されました。コネとワイロで儲け、最後は海外逃避とこれもシナリオ通りか、デフォルト懸念も「日本のせいだ」と言いかねず、今後の大量償還日程が注視されます。

[2014.2.20]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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