フォーチュン誌:「2012年版グローバル500」を発表!日本、中国に抜かれ3位!躍進する石油・エネルギー産業
日本企業No1.トヨタは10位、世界の製造業中トップを維持
米経済誌フォーチュンは7月9日、「2012年版フォーチュン・グローバル500」を発表。同誌は、世界120ケ国で約500万人に愛読されるビジネス誌で毎年1回、世界の企業の売上高ランキングを発表しています。
上位500社のトップとなったのは、昨年2位だったオランダ石油大手のロイヤル・ダッチ・シェル。昨年1位の米ウォルマートは3位に転落し、2位には昨年3位の米エクソンモービルが浮上しました。日本企業はトヨタ自動車が昨年8位から後退したものの、10位にランクされ、世界の製造業のトップは維持しました。
米国132社で第1位、中国73社で第2位に躍進、日本68社で第3位
国別では、500社のうち米国の132社がトップを維持していますが、10年前の197社から約2/3に減少。一方、香港を含む中国は昨年から12社増え、73社がランクされ2位となり、昨年同様68社の日本は中国に抜かれ3位に後退しました。
フォーチュン誌:日本68社、「日本は震災、欧州危機にも関わらず健闘」とコメント
フォーチュン誌は「震災や欧州財政危機にも関わらず健闘した」とコメント。日本企業は、この他にもタイの大洪水被害や円高、進まぬ貿易自由化など数えきれない厳しい状況に昨年と同数のランキングは立派なものです。
国別では、500社のうち米国の132社がトップを維持していますが、10年前の197社から約2/3に減少。一方、香港を含む中国は昨年から12社増え、73社がランクされ2位となり、昨年同様68社の日本は中国に抜かれ3位に後退しました。
フォーチュン誌:日本68社、「日本は震災、欧州危機にも関わらず健闘」とコメント
フォーチュン誌は「震災や欧州財政危機にも関わらず健闘した」とコメント。日本企業は、この他にもタイの大洪水被害や円高、進まぬ貿易自由化など数えきれない厳しい状況に昨年と同数のランキングは立派なものです。
中国は、経済成長に陰りが見え始めていますが政府支援による海外企業の買収や、国営企業のてこ入れが進みベスト10に3社がランクされました。
ランクイン企業:欧米企業は減少、新興国企業は増加傾向
新興国では、韓国が13社、インドとブラジルが8社、ロシア7社、台湾6社など経済成長が顕著に表れています。一方で米国同様に欧州企業は、昨年の172社から161社に減少。新興国の躍進が目立っており、この状況はしばらく続きそうです。
昨年の500社の総売上高は、前年から13.2%増え29兆5,000億ドル。総利益は前年から7%増の1兆6,000億ドルとインドのGDP(国内総生産)にほぼ匹敵。新興国パワーを見せつけられました。
ベスト10のうち8社が石油・エネルギー関連企業
日本企業は、トヨタをトップに日本郵政が13位、NTT29位、日立38位、JXホールディングス41位、日産42位とベスト50に6社がランキング。総収入では前年より増加したものの、順位は下がる結果となりました。
ベスト10のうちトヨタと米ウォルマートを除く8社は石油・エネルギー関連企業。ベスト50でも日本のJXホールディングスやベネズエラ国営石油、スタトイル、バレロ・エナジーなど石油・エネルギー関連企業が新たにランキング。原油高と消費低迷の世界経済を象徴した結果となりました。
▼フォーチュン・グローバル500:Ranking of the world's largest corporations
[2011.7.14]
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