JR3社、新幹線、訪日外国人客好調で増収増益!北陸新幹線、東京・金沢間は航空運賃より安め
JR3社、過去最高の利益
JR東日本とJR東海、JR西日本は今年9月期の中間決算期を発表。3社ともに増収、増益となり売上高,最終利益が過去最高と発表しました。
訪日外国人客が増加し追い風となり、3社ともに新幹線を中心に運輸収入が増加。JR東海は主力の東海道新幹線の運輸収入が2.3%憎の5,636億円。JR西日本は売上高と各利益が過去以降となり運輸収入は1.6%増の3.948億円となりました。一方,JR東日本は駅構内の改良工事に伴う閉店など響いたものの、1.1%増の8,697億円と主な部門は概ね増収増益でした。
東京・金沢間2時間28分
JR東日本、JR西本によると来年3月14日開業予定の北陸新幹線長野・金沢間は直通列車として東京・金沢間を2時間28分で結ぶとしています。北陸新幹線の特急料金は6,780円で運賃と合わせ1万4,120円。羽田・小松間の航空運賃が約1万8000円に対して一回り安い設定となっています。
北陸新幹線は平成9年に運転を開始した東京・長野間を延伸し、飯山,上越妙高、糸魚川,黒部宇奈月温泉、富山、新高岡と開業します
ジェイアール東海ツアーズ:ドクターイエローツアーも
東海道新幹線50周年を迎えた今年。JR東海傘下のジェイアール東海ツアーズが新幹線がらみの新商品を連発。今年7月〜8月には「親子で行く修学旅行」と題し、東京駅から回送を利用し大井車両基地を訪問。さらに運行時刻を公表しないドクターイエローの車内や運転台を見学できる異例中の異例のツアーに発売開始後、20分で完売。新幹線効果を追い風に新たな収入減の確保にぬかりありません。
ジェイアール東海ツアーズでは、今後も鉄道ファンを意識した旅行商品に力を入れ、1日に数本しか止まらない飯田線の秘境駅を訪問するツアーなど実施します。
列車走行試験はすべて終了
鉄道・運輸機構は10月31日,北陸新幹線長野〜金沢間の列車走行試験についてすべて終了したことを発表。新幹線車両を用いた同区間の試験走行は,8月1日から開始され新型車両W7系による試験走行も行われました。
日本政策投資銀行によると長野〜金沢間の開業により経済効果は観光やビジネスで81億円と試算。雇用や消費を合わせれば124億円とアベニミクスによる地方創生には特効薬となりそうです。
●関連記事「太田国交相、リニア新幹線の工事実施を認可!350兆円稼ぐ巨大経済圏の誕生で「地方創生」は大丈夫?」[2014.10.22配信]
[2014.11.7]
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