日本の人口、過去最多の50万人減!11年連続減少に外国人は最多286万人増

日本人の生産年齢人口も3年連続で全体の6割割れ

総務省は8月5日、住民基本台帳による人口動態調査を発表し、今年1月1日時点の日本人の人口は1億2,427億人と前年から50万5,46人が減少しました。
減少幅は、昭和43年の調査開始以来最大となり、11年連続で減少傾向が続いています。
この中でも、15〜64歳の生産年齢人口は、日本人全体の59.3%と3年連続で6割を割り、過去最低を更新し、今後の日本経済を成長させるには定年延長など高齢者が働ける環境を官民連携で整備する必要があります。
20代が多い外国人の日本での生産年齢人口は8割超え
一方、外国人は7.5%増加し、過去最多の286万6,715人となり、外国人全体に占める生産年齢人口は85.3%に上っており、外国人は技能実習生や留学生など20歳代が多く、日本の若年労働者の重要な担い手となっています。
外国人は、島根県を除き46都道府県で増加しており、最も多いのは東京都の57万7,329人で東京都の総人口の4%を占めており、愛知県や大阪府など都心部に集中する傾向があります。
日本全国の世帯数は、前年から0.9%増の5,907万1,519世帯で、外国人の住民世帯は同10.5%増の169万993世帯に延びています。
人口動態調査とは
人口動態調査は、住基台帳に基づき住民票に記載のある人口数を調査し、総務省が毎年公表していますが、人口に関する統計は、5年に1度実施する国勢調査や同調査を元に月、年ごとに数値を示す人口推計があります。
平成11年には住民基本台帳法が改正され、行政機関などに対し本人確認情報の提供や、市区町村の区域を超えた住民基本台帳に関する事務処理を行うため、地方公共団体共同のシステムとして、各市区町村の住民基本台帳のネットワークが構築されました。
日本に欠かせなくたった外国人労働者
日本は、少子高齢化が進み、人口も減少、生産年齢人口も急激に減少している中、米国同様、日本も外国人労働者なしには成り立ちません。
農林水産業・加工業では外国人労働者無くしては成り立たず、居酒屋などの飲食店やコンビニエンスストアでも同様です。
安倍政権は、技能実習生度を設け、さらに特定技能も新設しましたが、利用者は少なくまだまだ機能しておらず、コロナ禍のなか、菅官房長官は外国人の入国緩和も検討している状況に、外国人の入国、新型コロナウィルスのさらなる汚染拡大と、苦渋の選択が求められています。
●関連記事:「少子高齢化・人口減少で国内消費は縮小で2割超え企業が海外進出!課題は人材の確保」[2019.10.25配信]
[2020.8.11]
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