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舛添要一都知事/築地市場跡地:舟運(しゅううん)プラン「築地リバーフロントターミナル」整備

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渋滞解消や都民生活の質向上にもつながる
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東京都内の観光地を船で結ぶ航路「舟運(しゅううん)」。今年11月に移転する築地市場の跡地や墨田川沿いに船着き場やテラスを整備し、江戸時代から受け継いできた「水の都」の魅力を世界に発信するプランを、都が打ち出しました。2020年の東京五輪・パラリンピックを契機に、東京の風景が変わります。舟運が「生活の足」として見直されるかもしれません。
 
 プランは、築地市場跡地の活用策として浮上しました。広さ23ヘクタールの敷地のうち、伊豆諸島からの鮮魚の荷揚げなどに使っている桟橋を解体し、24年度までに船着き場「築地リバーフロントターミナル」(仮称)を整備します。複数の船が同時に接岸できる規模を想定しています。現地は銀座にも近く、交通至便の一等地。地下鉄駅やバス停など陸上の交通機関とうまくつなげれば、観光だけでなく、渋滞解消や都民生活の質向上にもつながるでしょう。
 
オリンピックを契機に「水の都・東京」が復活!?
 舛添要一知事は、このプランについて、「戦後の開発で川は埋め立てられ、暗渠(あんきょ)になり、高速道路で覆われた。東京を『水の都』としてよみがえらせたい」と意欲的です。確かに、20年大会を契機に、舟運を交通手段として定着させようという発想は画期的で、評価できます。羽田空港~浅草間でみても、鉄道の2倍以上かかる所要時間の問題なども踏まえ、「水の都」と「利便性」をどう両立させるか、全体像に期待したいと思います。
 
ちなみに、舟運復活の先進事例は、英国・ロンドン。12年の五輪・パラリンピックの開催にあわせ、テムズ川の船着き場約30カ所の設備や案内表示を改善しました。13年度の利用者は、約840万人に達しています。

[2016.2.11]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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