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2012年ヒット商品予測ランキング、日経トレンディ発表

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今年もスマートフォンなど普及を加速させ、来年も私たちの生活を快適にするための製品やサービスが生まれようとしています。デジタル製品から家電、金融商品まで多岐にわたり日経トレンディが調査し、来年のヒット商品予測が発表されました。来年のキーワードは家でゆっくりから「脱・巣ごもり」、「定番X新技術」です。

1位:スカイツリー下町観光
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日本観光の目玉とされるスカイツリーは5月25日より受入れが始まります。今年9月までの外国人観光客は前年同期比で31.1%減と減少幅は縮小したものの円高など旅行コスト上昇も懸念が残ります。中国人富裕層の観光客が戻り始め、ツリーから浅草、下町と期待も高まります。ツリー周辺地域への来客数は年間2,500万人とみられ、墨田区の地元だけでも年間880億円の経済効果が見込まれているなど来年は賑わいを見せそうです。

2位:ゲーム機連動ARトレカ
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AR(Augmented Reality:拡張現実)とは、カメラを通してみた風景にCGキャラクターが現実にいるかのように見せる演出や技術のことで、iPhoneアプリなどと連動した玩具。あるはずもないものが立体視によって、まるでそこにあるかのように見え、目の前で動く感覚はシューティングゲームなどはまってしまいそうです。

3位:キッズダンスギア
EXILEやK-POPなど最近のダンスパフォーマンス人気の影響や、来年から中学1〜2年の保健体育の授業でダンスが必須科目になるなど、ウェアやシューズなどダンスギア注目を浴びています。必須科目では「創作ダンス」「フォークダンス」「ストリートダンス」が選択肢となっています。総務省によると全国の中学1〜2年生は約200万人。このうち1/3がストリートダンスを選んでも、一気に60〜70万人の市場が生まれます。

4位:スマホオーダーメード
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急激に普及するスマートフォンを自分でデザインしたり、操作性を良くしたり自分仕様にカスタマイズする兆しが見られています。デザインカバーや名入れ、「カワイイ」デコレーションなどブランド品やオリジナルデザインなど個性が広がるサービス産業が活況となりそうです。


5位:10万円全録レコーダー
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番組予約の必要なく、地デジの全8Chを8日間まるまる全て録画し、番組の見逃しの心配がなくなるHDDレコーダー。全録レコーダーは、テレビの分野では「レグザ」シリーズやPC周辺機器メーカーのバッファローが参入しており注目を浴びるようになってきました。

6位:アクア&PHV(プラグインハイブリッド車)
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昨年6位のマツダ・ミライースがガソリン1リッター当たり30kmなら、来年はトヨタがモーターショでも注目を集めたPHVのアクアを今月発売。市販車で初めて1リッター当たり40kmの大台に達しました。PHVは集合住宅や月極駐車場を利用するオーナーには不便かも知れませんが、一戸建てなどコンセントが駐車場近辺にあるオーナーには、太陽光は電システムト組み合わせれば充分メリットがあるでしょう。

7位:国内線LCC(格安航空会社)
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ここ数年で日本の空にLCCの乗り入れが相次いでいますが、来年には国内航空会社や合併会社のLCC国内参入で一層の価格・サービス競争が激しくなり、国内航空産業の成長が期待されます。国内大手航空運賃の半額以下のLCCは、個人、小グループの観光・ビジネス客獲得を目標に、安全を保ちつつ徹底したコスト削減で市場獲得を図ります。

8位:時短調理ツール付き調味料
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時間が短く楽であるものの本格的な料理がつくれるよう各メーカーが開発を急いでいます。キーワードは「レンジでチン!」。北海道限定で発売されたローストチキンは、袋のなかに調味料をふりかけ、切った野菜をそのまま袋に入れ、付属のテープでとめたらオーブンに入れ30分。本格的なローストチキンが出来上がります。節電の影響かできるだけ手間をかけず短時間に、しかも見栄えもいい料理をつくりたいニーズにしっかりと応えています。

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9位:"ノンアル"酒場
飲めない若者や、幼児のいる主婦なども居酒屋などで仲間同士楽しみたいというニーズから、ノンアルコール飲料を拡充する飲食店がさらに充実しそうです。女子会などこれまで居酒屋などを利用したことのない人も楽しめるよう、多数ノンアルコール飲料を取り揃える店が賑わいを見せます。

10位:"4G"ルーター
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スマートフォンやタブレット端末の普及により無線でのデータ受信量も数十倍となり、つながりにくいという現象が新たな課題となっています。通信各社は通信速度が40Mbpsを越える"4G"通信サービスに参入。早さは"3G"の約3倍と通信サービスの競争が激化してきます。

来年はどんな商品がヒットするか楽しみです。

[2011.12.31]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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