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ガソリン・灯油、続く燃料価格上昇/過去最大規模!ガソリンスタンド2,000ヵ所減

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レギュラーガソリン8週連続値上がり/暖房需要増で灯油価格も急上昇
為替相場の円安傾向を受け、石油元売り各社が負担する輸入価格が増加。小売価格もそれを反映し、昨年末からガソリンの値上がりも続いています。
資源エネルギー庁が発表する全国のレギュラーガソリンの平均価格は、1月28日時点で1リットルあたり151.2円と、前週比0.1円上昇しました。値上がり幅は前週(1.1円)から縮小しており、価格上昇の勢いは弱まりつつあるものの、昨年末から8週連続の値上がり。ハイオクは前週と変わらず162円ちょうど、軽油は0.1円高い130.8円ですが、灯油は厳しい寒さによる暖房需要の増加で一気に8円上がり、1,792円(18リットルあたり)と、9週連続の値上がりとなりました。

ガソリンスタンドの減少、過去最大!/リーマン・ショック時超え2,000件の大台予想
ガソリン価格と反比例するように減少を続けているのはガソリンスタンド。全国石油商業組合連合会(全石連)の試算によると、平成24年度のガソリンスタンドの減少数は過去最大の2,000ヵ所に達するとのことです。
高度成長期に開業が増えたガソリンスタンドですが、平成6年度をピークに減少に転じ、リーマン・ショックの影響を受けた平成20年度には1,967ヵ所が閉鎖しました。
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老朽タンクの改修義務が負担/1月末で猶予期限切れ
今回の大規模な減少は、埋設から40年以上たつ地下タンクの危険物の流出防止対策が義務化されたのが要因。平成23年2月施行の改正消防法で決まり、1月末が2年間の猶予期限となっています。数百万円かかる費用の軽減のため、政府は23~24年度に補助金を出しました。
 ところが全石連によると、義務化対象の7,005ヵ所のうち補助を受けたのは5,040ヵ所で、これ以外は閉鎖が見込まれています。

業界縮小、後継者不足、融資環境悪化も追い撃ち
補助を受けたとしても、老朽化したタンクの補強や交換は運営会社の費用負担が重く、事業継続を断念する老舗店も。慢性的な収益環境悪化や後継者不足などに加え、中小企業金融円滑化法が3月末に期限切れとなり、中小企業を巡る融資環境が厳しくなることも追い撃ちをかけることでしょう。ガソリンスタンドの急減により、利便性が低下する地域が増えることも懸念されます。

その昔、油売りの商売は粘度の高い油を器に移すのに時間がかかるため、その間客と世間話をしていたことから、無駄話などをして怠けることを指す「油を売る」という言葉が生まれました。「無駄話も仕事のうち」とまでは言いませんが、世間話をする程度の心のゆとりも持てない状況では、売れるものも売れなくなるのではないかと危惧しています。

[2013.2.4]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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