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セイコーエプソン:オフィス需要の本丸・複合機分野で頭角を現す。価格5倍でも印刷コストは10分の1へ

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実績評価され市場を切り崩す
強力なライバル社がひしめく市場を切り崩すのは至難の業ですが、セイコーエプソンン
(セイコーエプソン(株):長野県諏訪市 碓井稔社長)は、複写機分野で、その壁を突破しそうです。複写機は、オフィス需要のいわば本丸。2月に本格参入を発表後、株価は2500円台の高値圏で推移しています。家庭用プリンター市場で成功した実績が評価されているようです。

キヤノン、富士フイルムは株価1割下げ
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複写機で先行するライバル社は、キヤノン(キヤノン(株):東京都大田区 御手洗冨士夫CEO)や、富士フイルムホールディングス(富士フイルムHD(株):東京都港区 助野健児社長)参加の富士ゼロックス(富士ゼロックス(株):東京都港区 栗原博社長)。いわば2大巨頭ですが、この2社の株価は最近、1割前後下げています。市場自体が活性化しているのではありません。

1分間に70枚から一気に100枚へ
エプソンが5月に発売する複写機。ヘッドを約30センチメートル(A3用紙の短い部分に相当)に並べた構造で、一気に大量に印刷ができます。優れた複写機の印刷性能は、1分間に75枚前後ですが、新複写機は最大で100枚。コピーのほかファクス、文書読み込みなどの機能も備えました。作業時間を節約することがオフィス製品の最大のポイントでから、技術力でまず優位に立ちました。碓井稔社長は「英知を集めてつくった」と語ります。

価格は5倍でも印刷コストは10分の1
オフィス向けプリンターも堅調で、平成28(2016)年3月期末には、販売先が約150カ国・地域に広がり、今やインクジェットプリンター全体の4割近くを占めます。販売価格は5万円台が中心と、従来品の2~3倍でありながら、高性能で、印刷コストは10分の1で済むことが評価されました。この発想が複写機にも生かされました。1つの成功モデルを持っている強さがあります。


[2017.3.22]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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