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外国人投資家による国債購入が、半期として初の100兆円超え! 海外市場が不安定だからこそ、いま、世界のマネーが日本国債に集まっている。

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外国人投資家による買越額が初の100兆円超え
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 国内勢が主導権を握ってきた日本国債の取引に、異変が起きています。外国人投資家の国債購入が急激に膨らみ、日本証券業協会によると、1~6月期の累計買越額が、半期としては初めて100兆円を超えたというのです。

世界経済の先ゆきに不透明感が強まるなか、欧州や米国の国債に比べ、安定性や収益性で群を抜く日本国債への「安心感」が買われたのでしょう。

日本国債は「世界で最も安全な資産」
日本国債とは、日本政府が、国の運営に必要な資金を集めるために発行する債券のことです。正式名称は国庫債券。発行の目的や償還期間の長短などによって、多くの種類があります。
日本は、国内総生産(GDP)に対する国債の発行残高が高い国です。それによる累積債務の増加は極めて不健全であり、日本国債の持続可能性さえ時に懸念されるのですが、一方で、日本国債は金利が低いまま安定推移するため、「世界で最も安全な資産」の1つとして評価される面もあります。海外市場が不安定になると、世界のマネーが日本国債に集まるのです。
 
保有率は前年比1ポイント以上増加
 欧州では、4月下旬から6月上旬にかけてドイツの長期金利が急上昇し、国債価格が下落しました。ギリシャの債務問題は依然、解決への道筋が明確にならず、支援のために負担を強いられることへの不安が高まっているのでしょう。

米国でも、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内にも利上げに動くとの観測があり、国債の値下がりが懸念されています。現時点では、欧米の金利動向は極めて読みにくいといえます。

 こうした状況を受けて、外国人投資家の1~6月期の日本国債の累計買越額は計102兆3025億円となり、前期比で3.3%、前年同期比では5.6%増でした。外国人による日本国債の保有比率も増え続け、2015年3月末時点では9.4%。前年の8.2%から1ポイント以上増加しています。日銀の資金循環統計によると、国債保有の残高は同年3月期末時点で98兆円と、前年同期比より約2割増。

日本「国債」の「国際化」が進んでいるのです。

[2015.8.11]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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